今回は第19回エコノミクス甲子園全国大会に参加してきたのでそのお話です。
結果から述べますと全国で4位という結果で終わることができました!!!(微妙そうに見えるかも知れませんが結構すごいんですよ!!!←自分で言う?)
それでも多くの学びがあったと思うので今回はそのへんをつらつら書いていこうと思います。
エコノミクス甲子園について
全国高校生金融経済クイズ選手権は、高校生を対象とした金融および経済専門のクイズ大会である。通称はエコノミクス甲子園。
全国の高等学校および中等教育学校後期課程、高等専門学校(1〜3年)に在学する者が対象。各都道府県を代表する金融機関が全面的に協力し、全国43都道府県とインターネットで各地方大会を主催している。(Wikipediaコピペ)
要するにエコノミクス甲子園とは全国区の金融経済を専門にしたクイズ大会です。
全国44予選を勝ち抜いたチームだけが全国大会に出場することができ、旅費等すべて金融知力普及協会様持ちで東京に行くことができるのでうちのチームは無料東京旅行と呼んでいました。
なお第19回大会の全国でのチーム数は732チームでした。(4/732で考えれば結構すごいのでは?) ※1チームあたり2人です
参加した経緯
このブログを見ている身内は思うことでしょう、いやお前理系やろと。
確かに自分は高専の情報系で専攻は明らかに理系です。そんな自分が大会に参加した理由はなんかおもろそうだったからこれだけです。昔から金融が好きだったわけでも社会が得意だったわけでもありません。
エコ甲より前に経済知識に触れたのはHuaweiの任正非会長の経営哲学本ぐらいです。中学のときにHuawei信者過ぎて買いました。
中学生の自分には全然わからんかった
あとはクイズ研究会の友人が誘ってくれたのが大きいです。そうじゃなければエコ甲の存在自体多分一生知りませんでした。みんな、友達は大切にするんやで…
地方大会(島根県大会)
地方大会に対しては事前に学習教材が郵送で配布されるのでそれに軽く目を通しました。が、ほとんど覚えていません。
なので地方大会はほとんど高専の授業の知識だけで行きました。高専生向けに行っておくと鳥◯先生の授業です。
島根県大会は2024年12月8日に山陰合同銀行本社で行われました。ちなみに山陰合同銀行本店ビルは島根県で一番高い建物でその高さなんと** 75m ** (低いって言うな)宍道湖の長めを一望できる素晴らしい立地にあります。

多分全国でもトップクラスの学生の少なさを誇る島根県。案の定参加チームはたった5チームだけでした。ちなみに地方大会の決勝は6チーム進めるので予選は実質存在しませんでした。
まず最初は筆記試験があります。この試験と早押しクイズの合算で予選順位が決まります。 ですがこの筆記試験ちょっと特殊で、2人のチーム内で相談して決めていいというスタイルでした。お陰でお互い得意不得意を埋め合うことができ、この段階でトップになっていたと思います。(もう3か月以上前なので覚えてません…)
次に早押しでのクイズがありました。この早押しクイズの前か後くらいで昼休憩だったようなきがします。早押しクイズのシステムはチョット良く覚えていませんがいくつかのグループに分けられてそのグループ内で1位だとボーナスがもらえるといったシステムだったと思います。
記憶が正しればすべてのグループにおいて1位抜けしたはずですが、例によって予選は実質存在しないのでここまではお遊びです(?)
決勝ではボードクイズが行われ、一瞬他のチームに追い抜かれそうになりましたがなんとか粘りきり島根県大会は優勝という形で終えることができました。
賞品として1~3位のチームにはquoカードが配られましたがこの大会は参加費無料で島根県では相当上澄みの給料をもらっているであろう銀行員の方を何人も配置して更に教材まで配って一体どこから金が湧いているのか不思議でなりませんでした。
それ以外にも金融知力普及協会のロゴが入ったモバイルバッテリーをいただ来ました。多分磁気研のOEMです。

エコノミクス甲子園島根県大会で優勝した記念の写真です。なお、この画像が掲載されている松江高専クイズ研究会公式Xは謎の外国人に乗っ取られているのであしからず…
全国大会に向けて使用した参考書です。地方大会で優勝するともらえます
地方大会⇔全国大会
地方大会優勝から全国大会までの間、私が何をしていたかというと、

イタリアで遊んでました。イタリアのこともまた記事にします
でも決して勉強していなかったわけではなく、参考書に目を通したり、過去の大会の映像を見たりしていました。 過去問で勉強するの高専生のわるいとこ
あと、この時期に見つけてドはまりしたYouTuberのカカチャンネルさんの動画を一生見漁ってました。この業界のゆっくり解説者でこの方の右に出る人はいないと思います。
金融に興味がある人はまずはこの方のYouTubeから入るのが抵抗が少なくていいかもしれません。専門用語にことごとく解説をつけていただけるので大変ありがたいです。
全国大会
いよいよ全国大会です。島根県からなので1日目はほぼほぼ移動ということになります。

さようなら出雲…また逢う日まで※3日後

すげぇ富士山だよ富士山(きゃっきゃ)※一人ではしゃぐ18歳成人男性
そんなこんなで東京に到着しエコ甲まで少し時間があったのでTeamLabに行くことに。
その道中、東京の街中を歩いていると運命の出会いが…

図ったわけではなく本当にラッキーで日産の銀座にあるギャラリーを発見。
ハイパーフォースをお目にかかれて大変嬉しくなりました。(小並感) formula eは残念ながら全くわからん(F1とmotoGPしか見てない)のですがなんか日産強いらしいですね。

あ、チームラボにもちゃんと行きました。
そんなこんなで適当に散歩してたら時間も迫ってきたのでオリンピック記念青少年総合センター(以下オリセン)へ
写真が無いですが僕たちがオリセンについたのはもうすぐ日が落ちる時間でした。←結構ギリです。みんなは余裕持っていこうね
全国大会1日目
全国大会とはいっても1日目はただのオリエンテーションでしょ?と思われるかも知れません。ですがそれは間違いですエコ甲の初日には毎年負けられない戦いが待っています。
それは…

そう!!!トレーディングカードゲームエコノミカの全国大会です!!!
何やねんそれと思われた方、正常です。
エコノミカとは・・・遊びながら経済が学べるカードゲームです
このエコノミカ、トレーディングカードゲームなのにデッキが1種類しか無いという仕様。さらに日本中探してもエコ甲全国大会参加者ぐらいしか持ってないのでトレーディングのしようがありません。
正直未だにルールがよくわからないので詳しいことは公式HPを参考にしてください。
ちなみにこのエコノミカ、地方大会を優勝するともらえるので練習してきたという猛者もいました。
ちなみに結果としては普通に全然負け越しました。デッキに顔採用しすぎて預金ちゃんとゴールドちゃんしか出さなかったせいで普通にマクロ負けしました。ありがとうございました。(TCGにミクロとかマクロとかねぇか)

また、エコ甲では他の地域から来た学生と基本的に相部屋で生活します。私たちは埼玉県代表の二人と相部屋になりました。正直自分は割と人見知りなのでどんな人が相部屋になるか少々ドキドキしていました。そこで来たのが→イケメン高身長、話おもろい、頭いいというありえないぐらいの完璧人間で、それはそれで付け入る隙がなくて困りましたが無事仲良くなれたのでなんとか耐えました。
全国大会2日目
2日目の朝はラジオ体操から始まります。謎に経済仕様に変更されたラジオ体操でなかなか面白いのでぜひ気になる方はエコ甲全国大会に出場してください(?)なお、このラジオ体操に半袖半ズボンで参加したバケモンもいました。2月の朝6時だぜ!?!?!?
2日目の午前中は筆記試験(筆記ラウンド)があります。これで概ね予選順位が確定するといってもいいでしょう。この筆記ラウンドは地方大会のときとは違い、チームではなく一人ひとりなので注意してください。なお正解で+2点不正解で-1点無回答で0点のように間違えると点数がマイナスになる仕組みなので捨てる問題は気をつけなければ行けません。
ちなみにこれは自慢ですが私は1問も捨てませんでした。なぜかって? 単純明快、ルールを読んでなかったから
2日目の午後は毎年ビジネスケースと呼ばれるビジネスアイディアの発表会が行われます。
なにげにこれのも予選順位に影響するので大切だったりします。
自分はスライド作成にステ振りして一生パソコンをポチポチしてました。
東京まで行って全国の高校生が集まる中でもやることが家にいるときと一緒ってのはある意味一貫性がありますね(?)
プレゼンではバカほど緊張してマジで呂律が回らなかったですが周りの助けも借りつつなんとか最後まで発表することができたのでまぁ良かったんじゃないでしょうか…もう少し自分にできることがあったなと少し反省しています(今回のエコ甲で唯一の後悔)
ちなみにこのビジネスケースラウンドはIEO、国際経済オリンピックでも同じようなタスクが出るのでそちらを目指している方はここでガチっとくといいことあるかも知れません
2日目の夜には前夜祭があります。スポンサーの金融機関の方や、来賓の方も参加する立食パーティーで多くの人と交流できる貴重な体験でした。食べ放題最高!!!
ちなみにこの前夜祭で午前中に行われた筆記ラウンドの結果がわかるのですが自己採点した結果、130/150くらい取れていてめちゃくちゃはしゃいだ記憶があります。ちなみに後から来た資料によるとこれほぼ最高点っぽいです。
また、北国銀行の方からたろうのお菓子箱という和菓子の詰め合わせもいただき大変美味しくいただきました。ちなみに相部屋の埼玉県代表2人組と男4人でバクバク食いましたが後から値段調べてみるとい2000円overの高級和菓子で戦慄しました。

明日は大会なので早く寝る…と思いきやなぜか相部屋4人でポーカーと大富豪をして寝たのは結果的に3時。まじで舐めた生活習慣でした。くっそ騒いでたので怒られなかっただけ感謝しないといけません。最後に英語しりとりをしたらy攻めされて負けました。

あと、東京の夜景はすごかった。
全国大会3日目
いよいよ本番です。眠い!!! ←当たり前
第一ラウンド
第一ラウンドは全45チームを15組に分けての早押しクイズでした。
一個も押せませんでした
正直答え聞いたら「あれか~」ってなるやつ(アセットアロケーションとか)ばっかりでしたがやっぱ緊張と寝不足(※言い訳)でパフォーマンスが出ず…
第二ラウンド
第二ラウンドはボードクイズと4択クイズを組み合わせた少し特殊なルールで、各問題に正解したチームが不正解チームの数だけ特典を獲得するといったルールで行われました。さらに各チームは1回だけ回答時にレバレッジを宣言する事ができ、レバレッジをかけたチームが正解するとそのチームは得点が2倍になるといったものでした。
こういうルールに金融要素が入ってくるのはいかにもエコ甲らしいポイントです。
このラウンドでは私たちチームは4択問題で堅実にレバレッジをかけ高得点を獲得する事できました。

毛量エグいわ
第三ラウンド
第三ラウンドからはそれまでの合計得点をもとに順位付けされて上位から15チームずつリーグ分けされて戦います。それぞれのリーグで勝ち抜けたチームしか準決勝には進めないので、ここで初めて脱落するチームが出てきます。
各リーグの準決勝出場可能枠は以下の通り 1組目→6チーム 2組目→3チーム 3組目→1チーム
そして我々松江高専の順位は

予選16番手うーん惜しい…つまり15チーム中Top3に入らなければ行けない状況です。
そんな第三ラウンドのルールは…
1人ずつ12問の3択クイズに各問5秒の制限時間の中で回答していき、それにより得られたそれぞれの得点が掛け合わされ、チームの得点となります。つまり…
例えばAさんが10問正解、Bさんが6問正解のチームは10×6で合計60点 一方、Cさんが8問正解、Dさんが8問正解のチームは8×8合計で64点
つまりワンマンチームは死ぬ。。。 はっきりいいましょう。うちのチームはワンマンです。相方が強すぎるのもあるんですが私がクイズ素人過ぎます。知識量だけならそれなりに張り合えるかも知れませんがとっさの瞬発力はまじでありません。
正直終わった…と思っていました。ここで終わって島根に帰ることになっても良かったと思えるように必死で問題と向き合いました。人生で一番長い60秒だったかも知れません。
結果は…
なんと滑り込み3位でなんとか予選を突破する事ができました!!!
ホンマに危なかった。予選順位がグループ内では一番上だったため同じ得点の他のチームより上の順位になったのでそのおかげです。俺の筆記のおかげやね。そういうことにしとこう。
準決勝ラウンド
以上の結果を持って準決勝に進出したのは以下の高校です。

正直ここまで来れるとは思ってなかったので自分でも驚きましたが、前日深夜3時までポーカーやってた奴らが準決に全員いるのが一番の謎です。正直この辺から一周回って深夜テンションみたいな状態でやってました。睡眠不足って良くないですね。

こんなに良い舞台をご用意いただけて恐れ多い限りです。
さて、準決勝ラウンドですがこれも例によって複雑なルールです。
最初はすべての問題文は表示されず、冒頭の数文字と残りの文字数が表示されます。
各チームは続きから後何文字開示してほしいかをボードで宣言します。
希望した文字数の少ない上位2チームは2番目に少ない文字数だけ開示された問題文を見てほかチームに先んじて回答します。その後、問題文の全文が表示され、他のチームも回答します。
先に回答した2チームは残り文字数分の点数を正解ならプラス、不正解ならマイナスされます。その他のチームは正解で+10点、不正解でもマイナスはありません。

このように問題が表示され、これに対して何文字くらい出せば答えられそうかというチキンレースです。
つまり、どこかで勝負に出ないと勝てませんし、その勝負に負ければ特大のマイナスを食らう二律背反のゲームをしないといけません。
というわけで我々松江高専チームも勝負に出ました。
問題…ゲーム理論における[以下59文字]
松江高専の開示要求文字数…0文字
正直この段階でナッシュ均衡かパレート最適だろうというあたりはついていたので他のチームが後少し開けてくれれば59点がっぽり稼げるだろうと思い、この問題で勝負に出ました。
ですが盲点だったのはどっか他のチームもこの時同時に0文字を宣言したことです。
結果上位2チームが両方0文字だったため、問題はこれ以上開示されず、なんとかして感で二分の一を当てる必要が出てきました。
相方と相談してナッシュ均衡で攻めることにしました。
これを外したら-59点ですからたまったものではありません。その後掲示された問題は…
ゲーム理論における各プレイヤーが他のプレイヤーの戦略に対して最適な戦略を選択しあっているとき、誰も単独で戦略を変更するメリットがない状態は?
たしかこんな感じだったと思います。わかる人にはわかるでしょう。
あってたんです!!!
答え言われる前なのにニヤニヤしてる変な人になってたのは間違いないですが、本当に嬉しくて普通に声が出そうでした。
その後答えが発表され無事正解。その時の自分の顔がこれ↓

うん、くっしゃくしゃなんよね。

今大会で僕らの一番輝いていた瞬間でしょう。
これにより一気に逆転することができ、その後は手堅く答えて無事準決勝ラウンドを突破する事ができました。

結果準決勝を突破したのはこの3チーム。最後に旭川東が大まくりするなどこのルールは結構ワンちゃんがあって面白いなと思いました。
敗者復活ラウンド
僕らは参加してないですが毎年敗者復活ラウンドがあります。今年ここで勝ち上がってきたのは駿台甲府高校でした。
決勝ラウンド
決勝出場メンバー
毎年決勝は突飛なルールが多いですが今年もなかなかぶっ飛んでいました。基本的にはボードクイズですが、ステージ上には特大の天秤が置かれ、その天秤にかかる重りの数と、場所、そして天秤の傾きによって得点が変動します。詳しく説明するととんでもなく長くなるので割愛します。なぜならこのラウンドは自分たちが負けたから。
ジェレミーに文句を言われないためです。(みんなもTopGearを見よう!!!)

これがクソでか天秤
こんな感じの決勝を戦って優勝したのは山梨県代表 駿台甲府高等学校なんと敗者復活からそのまま優勝してしまうというとんでもない大逆転劇でした。
なんと敗者復活からの優勝は15年ぶりなんだとか…すげぇな。。。
🥳おめでとう!!!🥳
ちなみに決勝ラウンドは毎年英語での出題があるっぽいのでリスニング力鍛えましょう!!! TOEICリスニング 450点あるけど普通に間違えました!!!終わり!!!
リザルト
そんなこんなで最終リザルトはこんな感じになりました
《最終成績》
優勝:山梨代表 駿台甲府高等学校
準優勝:北海道代表 北海道旭川東高等学校
第3位:静岡代表 静岡県立沼津東高等学校
第4位:島根代表 松江工業高等専門学校
ちなみに山陰合同銀行の担当者さんによると山陰勢初の決勝進出らしく、松江高専の名前を全国区で流せたのは良かったです。

トロフィーとときわんをもらいました。

かわいいね。
感想
ここぐらいは真面目に書きます。
友人の誘いを機に、知識ゼロからエコノミクス甲子園へ挑戦しました。攻めの姿勢で地方大会を突破し、全国大会の決勝ラウンドまで上り詰めました。決勝では力不足を痛感したものの、強豪たちの熱戦を肌で感じ、大きな刺激を受けました。本大会を通じて得た金融経済の知識と、全国の仲間との交流で広がった視野は、私の人生の大きな糧です。心から関われて良かったと思える最高の大会でした。
以上。
大会の様子
大会のダイジェストはこちらからどうぞ。
大会の報告書はこちらからどうぞ。
追記 地上波デビューしててワロタ
土曜昼のBSS山陰放送のJOY+で取り上げられました。リアタイできず…
